我が家の事情

ある日突然、嵐のような運命に巻き込まれ・・・

先の見えない転職活動でしたが、立ち止まっている時間はありませんでした。
夫婦二人だけならまだしても、子供を育てるのにはお金が掛かる。
家の都合で不自由な思いだけはさせたくない。だけど、事情も分かって欲しい。
色々な気持ちが入り乱れ、とても一言で言い表せる心境ではありませんでした。
この世に生を受けてからたった数年の幼児には酷な話ですが、自然に事情を理解してくれたらと思っていました。
そして、日々応募書類の作成に励んで内定を夢見ていました。

履歴書の山、山、山・・・(汗)

決まるまでに一体何通の履歴書を書いたでしょう。今思えば、かなりの機械的な作業でした。よくパソコンで作っても手書きでも一緒だと言う人がいますが、事務職は自分で書いた方が良いのではないかと(勝手に)思い、一枚一枚丁寧に作成しました。そのおかげか、履歴書の字だけは何度か褒められましたが、内容については魅力的な部分が見当たらないのか、面接試験で質問されるようなことは皆無でした。とほほ。

受験勉強以来のペンだこができて、書いている内容も『あれっ?なんだかこ慣れてきたんじゃないの?』という雰囲気を醸し出すと、急に面接試験に呼ばれる回数が増えてきました。やっぱり数打てば当たるですね。転職サイトなどには、応募先について事細かに調べ、その応募先に対して集中することで上手くいくと書かれていましたが、誰でもできるような一般職の場合は当てはまりません。誰でも良いんだから、タイミング良く応募してきた人ですよね。そこそこ条件が合って。私は確率を上げるために、ハローワークの窓口で応募人数を確かめて少ない場合にのみ応募することにしました。

正しい言葉遣いって難しい

日ごろから『言い回しが変』と言われることの多い私。・・・この文章も大丈夫か不安です(汗)。応募書類の作成では旦那に一役買ってもらい、何とかなりました。でも面接試験ではそうはいきません。言葉を発する前に少し考えて、『よし、OK』と思ってからでないと答えることができなかったので、面接先では『反応の鈍い奴』と思われていたかも知れません。

そんなこんなで、転職活動中の私は無口になりました(笑)。無口っていっても、くだらないことは話すんですよ。でも、難しい話題や正確な答えが求められる話題は、自然とスルーしてました。これが俗に言う拒絶反応ですね。拒絶反応は、転職が終了してもしばらくは続きました。だから、転職先では、反応がトロくて口数の少ない奴と思われていたことと思います。トロいっていうのは、今も思われているかも・・・。

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